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TRA​UMA

Graduation Works
"The distorted monster is my lifelong friend"

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歪で不思議な彼らは子供達の側にいる

その記憶はトラウマのように強く残り続け 成長と共に物語を紡ぎ

いつまでもドキドキさせてくれるだろう

そして彼らは 幼少期で終わらない永遠の友達になる

Distorted and mysterious monsters are on the children's side.

The memory remains strong like a trauma, weaving a story as it grows,

It will keep you excited.

And they will be  lifelong friends who never end in childhood.

1118156_杉山あるく.jpg

concept

子供の時に見たもの。

いつまでも記憶に残るものは、大人になった今考えると少し不思議で、不自然だったり不気味に感じたりする。

それはトラウマのように強く記憶に残る。

成長することによって感じ方は変わってもその記憶や感覚は残り続ける。


生活の中で目にするもの、触れるものに物語性を持たせ、ときめく体験をつくりたい。

それは不自然な形ではあるが命を感じる等身大の存在で、子供達の友達になる。

そして成長した時、それがトラウマのように強く記憶に残り、その人の生き方やモノの見方を豊かにすることが出来たら。


いつまでも離れることのないこの強烈な記憶のエネルギーに魅力を感じ制作をはじめ幼少期の記憶、心に引っ掛かり続ける記憶についてリサーチし共通点を探した。

現実との違和感

未知

死(生を感じない)

誇張(極端に大きい、長い、多い)

わからないこと

寂しさ孤独

心配不安 

etc…


こころに引っ掛かり続けるそれらを生き物のデザインに落とし込むと単純な生き物じゃなくなる。

未知の生き物になる。未知の生き物は想像の余地がある。彼らは生活のそばにいる。いつまでもドキドキさせてくれる友達になるだろう。


そして彼らとの間にはいつの間にか物語が生まれる。


そんな未知の歪な怪物達を自分なりの物語と共につくりたい。幼少期で終わらない永遠の友達をつくりたい。


形のないものに形を与えるため、その違和感を生き物に、デザインに、絵本に、食器に、落とし込む。

展開していく。


そのための作品。

Distorted Monster

Weaving a story

Sub work

Paradigm shift

作品がのステージを横軸で考え、多様な作品を具体的なものとして定着させる。ただ作品で完結させるのではなく、日常的に触れるものに発展させることでやっと「物語性のある暮らし」になり「生涯の友達」ができると考える。


自身のプロセスを分析し発想法、発想フォーマットを制作する事で自身の制作の効率化を図り、より良いものにするのは勿論、美術教育などにとって有用なものにしたいという狙いがある。

この発想プロセスや発想フォーマット、美術教育について今後より研究を進めていきたい。

すぎやまあるく卒制作品について

2022年卒業・修了作品展にお越し頂きありがとうございました。

すぎやまあるくの卒業作品についてのご感想や、今後のリクエストなど、ご意見をお聞かせ下さい。

ご協力お願いします。

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